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賃貸マンション開発のエリア拡大へ/ディックスクロキ、中長期計画

同社代表取締役社長・黒木透氏

(株)ディックスクロキは15日、2007年3月期中間決算説明会を開催した。

 当期(2006年4月1日~9月30日)の売上高(非連結)は105億3,000万円(前年同期比105.0%増)、営業利益2億7,500万円、経常利益1億6,500万円、当期純利益5,400万円。

 売上総利益率は、前年の10.5%から9.6%にダウン。要因は、販売した福岡市博多区の「住吉賃貸マンション」(34億円)の粗利益率が同社基準を大幅に下回ったこと、リーシング費用が増加したこと等によるとしている。
 入居率は、新築物件への入居を優先した結果、前年と比較し、弱含みながらスタート。その後7月より、賃貸仲介会社向けのキャンペーンを行ない、前年同期並みの水準となった。
 管理戸数は、物件の引渡しに伴い増加し、1万戸の大台を突破した。

 説明会で代表取締役社長・黒木透氏は「中長期的な経営計画にあたっては、①主要都市に加え、政令指定都市など、賃貸マンション開発のエリア拡大、②ビジネスホテルや商業ビルなどの非レジデンシャル物件も手がけること、③不動産管理部門の機能充実と収益性改善の3つの経営戦略を柱とする」と述べた。

 なお、通期(2006年4月1日~2007年3月31日)では売上高260億9,700万円、経常利益13億円、当期純利益6億8,500万円を見込んでいる。


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