（株）東京カンテイは19日、2006年11月度の「三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社に登録された中古マンション（ファミリータイプのみ）の売り希望価格を各行政区単位ごとに集計・算出。その平均坪単価を、70平方メートル換算したもの。
11月の首都圏全体の中古マンション価格は2,530万円（前年同月比3.0％上昇、前月比1.4％上昇）。2ヵ月連続で前月比上昇し、5ヵ月ぶりに2,500万円台を回復した。 都県別では、東京都、神奈川県で上昇傾向を維持。中でも、東京都は3,356万円・前年同月比7.9％上昇と際立っている。千葉県と埼玉県ではほぼ横ばいとなっている。
主要都市別では、東京23区で3,713万円（同10.3％上昇、同1.6％上昇）。前月は下落したが、上昇傾向は顕著。横浜市が2,356万円（同4.3％上昇、同 1.6％上昇）、千葉市が1,609万円（同▲2.4％、同▲0.1％）、さいたま市が1,950万円（同2.1％上昇、同▲4.5％）。全体的に見て上昇傾向を維持しているといえる。
一方、近畿圏は1,701万円（前年同月比4.9％上昇、前月比▲0.6％）となり、わずかに下落。中部圏は1,411万円（同4.8％上昇、同0.9％上昇）と前月比では5ヵ月連続の上昇で、24ヵ月ぶりに1,400万円台を回復した。