(株)東京カンテイは16日、2006年12月の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社に登録された中古マンション(ファミリータイプのみ)の売り希望価格を各行政区単位ごとに集計・算出。その平均坪単価を、70平方メートル換算したもの。
12月の首都圏全体の中古マンション価格は2,799万円(前年同月比10.1%上昇、前月比10.6%上昇)。3ヵ月連続で前月比上昇し、11月と比較すると300万円ほど上昇。都県別では全都県で前月比上昇し、中でも、神奈川県は2,330万円・前年同月比7.2%、埼玉県では1,834万円・前年同月比6.6%と際立っている。
首都圏の主要都市別では、東京23区で3,755万円(同12.3%上昇、同1.1%上昇)と上昇傾向は顕著。横浜市が2,503万円(同10.4%上昇、同6.2%上昇)、千葉市が1,644万円(同▲0.3%、同2.2%上昇)、さいたま市が2,151万円(同11.7%上昇、同10.3%)。全体的に見て上昇傾向を維持し、12月に更に一段加速したといえる。
一方、近畿圏は1,762万円(前年同月比9.4%上昇、前月比3.6%上昇)と先月の下落から上昇。中部圏は1,455万円(同9.9%上昇、同3.1%上昇)と前月比6ヵ月連続の上昇となった。