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プレシニア世代囲い込みへ、新中期経営計画を発表/ゼクス

決算説明会の様子

 (株)ゼクスは19日、2007年5月期中間決算説明会を開催した。

 当期(2006年6月1日~11月30日)連結業績の売上高は173億5,200万円(同113.4%増)、営業利益は26億5,300万円(同99.0%増)、経常利益は13億2,700万円(同31.5%増)、純利益は13億100万円(同250.5%増)。

 不動産コンサルティング事業は、中央コーポレーションの連結子会社化、大手不動産向けコンサルティングの受注、不動産流動化ビジネスが好調だったことなどにより、営業利益が前期比279%の41億円に増加。
 シニアハウジング&サービス事業においては、売上は増大するものの、シニア開業前経費の増大により、前期比3億4,800万円の減少となった。
 その他施設運営事業においては、「ホテルJALシティ那覇」が開業、保有ゴルフ場5施設等がフル活動し、運営事業で増益(前期比▲52%)となった。

 併せて新中期経営計画「Vision2010」を発表。「遊び」「健康」「医療」「住まい」「介護」の5つの各分野で、サービスの向上を図るとしている。具体的施策としては、不動産・シニアに続く第三の柱として、シニアハウジング事業の潜在顧客であるプレシニア世代の囲い込みや、チャーミングブランドの認知度向上などをめざす。

 同社代表取締役社長・平山啓行氏は会見で「今後の3年間は、これまでの投資の回収期の位置付け。また、次の10年の成長に向けた、第1段階の布石の時期と考えている」と話した。

 なお、通期は、連結売上高590億円、経常利益31億円、純利益14億円となる見込み。


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