(社)プレハブ建築協会はこのほど、「2006年信頼される住まいづくりアンケート調査」の結果を発表した。同調査は、今回で13回目。協会会員社でマイホームを新築し2005年に入居したユーザー1,000名にアンケートを郵送、664人から回答を得た。
メーカー選定の「決め手」となった理由については、トップが「営業担当者の説明に納得できた」(28%)で前回調査より4ポイントアップ。以下「品質・性能が優れていた」(22%、前回調査比変動なし)、「安心できる会社だった」(21%、同1ポイントアップ)と続く。営業担当者の説明を重視する傾向はこの2年で8ポイントも高まっており、性能やデザインといった商品そのものよりも、ユーザーの信頼に応えることができる担当者の資質が求められる傾向が強まっている。
また、営業担当者に対する総合評価についてみると、「満足」が79%(前回調査比変動なし)とほぼ同様の評価を得ているほか、「人柄・営業態度」「アドバイス」「間取りなどの提案内容」「引渡し後の対応」などについて、「満足」とする回答が前年比で2~6ポイントアップ。担当者のスキルアップが見られた。
一方、営業担当者について「もう少し欲しかったアドバイス」を聞いたことろ、58%が「特になし」と回答したものの、「使い勝手」「住宅設備」「内装打ち合わせでのアドバイス」「税金や相続」などについて、それぞれ5~10%程度の不満が挙げられており、同協会では「こうした不満を持つユーザーが依然として42%もいることは注意すべき」としている。