（社）全日本不動産協会東京都本部（本部長：川口貢氏）の創立55周年ならびに（社）不動産保証協会東京都本部（同）創立35周年の記念式典が1月24日、ホテルニューオータニ（東京都千代田区）で開催され、協会・業界関係者、官公庁関係者、国会議員、都議会議員など多数の来賓が参加した。
式典の冒頭、川口本部長は「1952年、316社で発足した当協会も、現在6,800社を数える大きな団体となった。これも、不動産業は国民生活の基盤であるという全日の精神に基づき歩んできた先輩方の労苦の賜物である。21世紀に入り、われわれは少子高齢化、人口減少、価値観の多様化といった社会変化に対応を迫られている。55周年は通過点に過ぎない。過去と未来を見つめ、会員の和と力をもって、次代に向け飛躍したい」などと挨拶した。
また、来賓として挨拶した石原慎太郎東京都知事は「私は常々住宅は高すぎると感じていたが、いま東京都では、地元の工務店の力を結集して、建売住宅を3割安くするというプロジェクトに取り組んでいる。これも、住宅の専門家である不動産業の皆さんの力があってこそ。東京を住んでよかったと思えるようなまちにするために、これからも皆さんのお知恵を拝借したい」と祝辞を述べた。
このほか式典では、会員への全日理事長表彰（198名）、本部長表彰（38名）、本部長感謝状（466名）の授与などが行なわれた。