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「地震に強い住まいづくり」で差別化/ナイス

 ナイス(株)は26日、パートナーシップ提携している工務店関係者などを対象にした「新春経済講演会」を開催。平田恒一郎社長が、今年の住宅・不動産業界の見通しや戦略などを語った。

 平田社長は「景気回復基調は明らかだ。こうした中で、現状維持では負け組で、上げ潮の経営でも普通。我々は、それを超える“潮流”を自ら生み出さなくてはならない」としたうえで「今年は、買い急ぎ需要が大きく動き、団塊ジュニアの住宅取得ニーズがますます高まる。こうしたなかで、我々は2005年から“住まいの構造改革”として訴えてきた耐震補強、あるいは旧耐震住宅の建て替え需要をしっかり取り込んでいくべきだ」とし、ナイス本体、販売店、工務店が一体となって「地震に強い住まいづくり」で差別化していくよう訴えた。

 なお、ナイス自身も、供給するすべてのマンションを建築基準法で求められる耐震強度の1.25倍とした「強耐震構造」か、免震構造とし差別化を図っていくほか、建築中の現場をリアルタイムでチェックできる「ナイス・ビューシステム」でユーザーに安心感を与えていく。また、一戸建て住宅でも、接合金物+集成材による「パワービルド工法」を全戸採用とし、ユーザーの「耐震」ニーズに応えていく。


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