(株)ビルディング企画(東京都港区、代表取締役社長:中村郁文氏)はこのほど、 2006年12月度の全国4大都市圏(東京・神奈川、名古屋、大阪、福岡)主要エリアのオフィスビルに関する市況をまとめた「LEASING REPORT 2007年2月号」を発表した。
06年12月1日~12月31日までの期間、テナント募集を行なった合計1万1,789棟(東京・神奈川エリア6,081棟)のオフィスビルを対象に調査したもの。
都内主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の大型ビルの平均賃料は、坪単価2万6,133円と前月比で820円のアップ。2006年4月度分析以来の大幅な上げ幅となった。また、平均空室率は2.61%(前月比0.01%上昇)となった。
同社は、募集賃料の現況について「大型新型物件への移転発表が相次ぐ中、新築オフィスへ移転したあとに生じる二次空室の募集が開始されている。既存大型ビルの新規募集で、募集価格が新築と変わらない物件も多くあり、こうした状況が重なったことが、平均募集賃料の上昇につながった」としている。
その他主要エリアのオフィス市況についての詳細は、「ビルNAVI」(http://www.birunavi.com/market/)で公開している。