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日本橋三井タワー等の収益寄与により増収増益/三井不07年3月期第3四半期決算発表

 三井不動産(株)は9日、2007年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(2006年4月1日~12月31日)の連結売上高は7,655億2,300万円(前年同期比1.3%増)、営業利益894億4,200万円(同16.3%増)、経常利益770億6,500万円(同21.5%増)、当期純利益520億7,000万円(同14.0%増)。

 「賃貸」セグメントでは、前期に竣工稼動した日本橋三井タワーや銀座三井ビルディング(いずれも東京都中央区)や、昨年秋に開業した首都圏3ヵ所の大型ショッピングモールなどの収益寄与に加え、オフィス賃料の上昇による好影響もあり、売上高2,919億4,300万円、営業利益611億3,900万円を計上。
 「分譲」セグメントでは、前年同期に比べ住宅分譲における計上戸数が少なかったため、売上高は前年同期に比べ245億円減収の1,482億5,500万円となったが、投資家向け分譲における物件売却が多かったこともあり、営業利益は23億円増益の180億6,600万円となった。

 同日行なわれた決算説明会で、通期連結業績予想の修正について詳細を発表。「賃貸」セグメントにおいて、同社・子会社ともに好調に推移したため、売上は80億円増収、利益は80億円増益を見込む。また、「仲介・コンサル」セグメントにおいては、三井不動産販売(株)ほか子会社での好調を受け、売上は40億円増収、利益は30億円増益を見込む。
 これらの結果、売上高は前回予想から変更はないものの、営業利益は、前回予想から1,000億円増益の1,550億円に修正。経常利益も前回予想から1,000億円増益の1,350億円に修正された。当期純利益は70億円増益の700億円を見込む。


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