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北九州・黒崎で大型商業施設開発へ/野村不

完成予想パース

 野村不動産(株)は14日、三菱化学(株)(東京都港区、社長:冨澤龍一氏)から福岡県北九州市八幡西区の土地・建物を取得し、大型商業施設の開発を行なうことを発表した。

 同物件は、敷地面積5万5,335.47平方メートル。JR鹿児島本線「黒崎」駅の南約1kmに位置し、これまでホテル・宴会場・スポーツ施設等が運営されていた。南北に伸びる国道200号線に面し、東西に通じる国道3号線とも至近。北九州都市高速道路「黒崎IC」にも約2kmに位置し、交通アクセスの優れた立地となっている。

 同物件が位置する黒崎地区区域は、「黒崎再生10カ年計画」および同計画をふまえて三菱化学が作成した「黒崎南部地区整備・開発計画」において、既存集客核とともに黒崎全体の集客エリアを形成することが期待されている地域。
 今回の開発計画は「黒崎」駅周辺の既存商業施設や北九州市が計画している公共施設との相乗効果により、広域からの集客を実現し、地域活性化にも寄与するものとして考えられている。

 また、「北九州プリンスホテル」との連帯を図るとともに、江戸時代の街道の面影が残る旧長崎街道に沿った「曲里の松並木」の景観に配慮した建築計画とすることで、北九州市の副都心として位置付けられる黒崎地区にふさわしい新しい空間の提供をめざすとしている。


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