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自社開発・企画設計事業の好調により増収増益/リビングコーポ06年12月期決算

 (株)リビングコーポレーションは13日、「2006年12月期決算」を発表した。

 当期(2006年1月1日~12月31日)業績の売上高は80億7,500万円(前期比80.3%増)、営業利益は6億3,100万円(同30.0%増)、経常利益は5億3,900万円(同28.7%増)、純利益は2億8,700万円(同18.8%増)となった。

 当期は、東証マザーズ市場に上場。基幹商品である一棟販売用賃貸デザインマンション「MODULOR(モデュール)」シリーズ(一般的に3階建てとなるところ、独自企画・工法で4階建てを実現)の事業規模拡大に加え、働く女性をターゲットにしたビジネスホテル「HOTEL-MJ」シリーズを事業化した。

 自社開発事業では、「MODULOR」シリーズ19件(前年実績14件)が竣工・引渡となり、同シリーズの売上高は69億9,371万7,000円(前年実績38億6,371万7,000円)となった。また、「HOTEL-MJ」シリーズの第1号である札幌物件が竣工・引渡となり、売上高8億8,892万円を計上。この結果同事業部門の売上高は78億8,263万7,000円となり前年同期に比して40億1,892万円の増収となった。
 企画設計事業は、取扱件数が32件となり、売上高は1億8,820万円と前年同期に比して7,045万円の増収となった。

 記者会見で、代表取締役社長の今井武一氏は、「2010年の売上高の目標は250億円、経常利益は20億円、経常利益率は8%。売上高の内訳は、『MODULOR』シリーズ150億円、ホテルシリーズ100億円をめざす。ホテルシリーズは、2008年度計画分の開発用地2物件が仕入れ済み。今後ホテル事業を全力投球で行なっていきたい」などと述べた。

 なお2007年12月期(2007年1月1日~12月31日)の業績予想は、売上高120億7,000万円、経常利益7億1,000万円、純利益4億1,700万円を見込むとしている。


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