（株）デジタルガレージ（東京都渋谷区、代表取締役グループCEO:林 郁氏氏）のグループ企業である不動産広告大手の（株）創芸と価格比較サイト「価格.com」を運営する（株）カカクコムは19日、新築分譲マンションの情報を集約したウェブサイト「manshion DB」を4月中旬に開設すると発表した。
「manshion DB」は、価格比較サイト「価格.com」に新設する「不動産カテゴリー」のメインコンテンツとなる予定で、大手マンションデベロッパーを中心に200社のクライアントを保有する創芸を通じ、関東、東海、近畿の新築分譲マンション物件情報を集約、提供する。
具体的には、物件のエリア検索、マップ検索ができるほか、クリックした物件近隣の駅周辺の土地価格の変動グラフを表示。また、マップ上から学校、病院などの周辺主要施設をクリックすると、その施設についてのブログ記事が検索できるほか、レストランのクチコミ情報が得られる仕組になっている。
また、「家事快適性」「子育て快適性」などの環境や立地条件、設備などについてのカテゴリー80項目からユーザーが物件を絞り込む「こだわり検索」機能を設置。さらに「シングル」「DINKS」「ファミリー」などの属性を入力すると、同じ属性のユーザーがこだわっている項目が表示され、それらのクチコミ情報についても調べることができる。
会見にあたった（株）デジタルガレージ代表取締役グループCEO林 郁氏は同サイト事業の特徴について、ROIの高いコンテクストメディアの開発であり、既存メディアと新規メディアのクロスメディアであるとし、ユーザーによるレビューや評価がコンテンツの構築に貢献するWeb2.0の技術を反映した不動産広告や動産業界のマーケティング資産となるデータ収集を実現できるとしている。