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長期経営計画前倒し達成へ/三井不・岩沙社長が抱負

「3月に完成する東京ミッドタウンで、都市の魅力を内外に示したい」と語る、岩沙社長

 三井不動産グループは20日、マスコミ向け懇親会を開催。2007年度のグループ戦略などを発表した。

 同会で挨拶に立った三井不動産(株)岩沙弘道社長は「06年は、川崎、豊洲、柏で大規模商業施設がオープンした。どれも、まちづくり志向の複合型開発であり、新たな価値創造が評価されたことはディベロッパー冥利に尽きる。また、住宅販売の新会社、三井不動産レジデンシャル(株)が本格稼動、三井不動産販売(株)も流通に特化し、今まで以上に顧客のニーズ・ウォンツに対応できる体制となった。新規供給、セカンダリーマーケット、リニューアルマーケット、そしてアコモデーションマーケットとあらゆるジャンルでのワンストップサービス体制を構築できた」などと語った。

 さらに「今年は、いよいよ当社の都市再生事業の集大成である東京ミッドタウンが完成する。また、日本橋再生も、室町東地区の再開発が始動し、『点から線』から『線から面』へと、新しいステージに入った。08年度までの長期経営計画も、前倒しで達成できる見通しもついた。事業環境は非常に恵まれているが、それに甘えることなく、事業の原点である、安心、安全、信頼を基本にグループ挙げて頑張っていきたい」とした。


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