三菱地所(株)は21日、「三菱一号館美術館」(東京都千代田区)の計画概要記者発表会を開催した。
同計画は、同社が推進する「丸の内再構築第2ステージ」の最初のプロジェクト。グローバルなビジネスニーズに応えるとともに、環境共生の推進とホスピタリティの充実、そして歴史・芸術・文化を発信する新たな魅力づくりをめざすもの。
施設は、煉瓦造地上3階地下1階、延床面積約6,000平方メートル、旧三菱一号館を復元して美術館とする。三菱一号館との同時代性を踏まえ、19世紀西洋絵画を中心に近代美術の企画展などを行なう。また、ミュージアムカフェやミュージアムショップ、ガイダンス施設なども設置、文化交流機能を提供する。
プレオープンは2009年春、本格オープンは2010年を予定。
発表会の中で、同社代表取締役 専務執行委員 ビル事業本部長の長島俊夫氏は「丸の内のまちづくりの原点を再認識し、都市の記憶を継承していけるプロジェクトとしたい。年間来場者数は30万人を見込む」と語った。