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「団塊Jr」「Jrネクスト」がマンション購入の主役に/長谷工アーベスト調べ

 (株)長谷工アーベストは22日、同社が首都圏で受託販売したマンションのモデルルーム来訪者および購入者の2006年の傾向分析結果を発表した。
 来訪者については、2006年1月~9月にかけて、首都圏在住のモデルルーム来訪者を対象に実施した「顧客マインド調査」回答者が対象。

 来訪者のうち、「住宅価格上昇前に購入したい」との回答は、2006年1月調査時38%だったのに対し、9月時点では54%と半数超に拡大。世代別には、価格上昇の影響を受けやすい「団塊Jr」「団塊Jrネクスト」がともに6割超となり、「団塊Jrより上の世代」と比べ16ポイント高い数値となった。

 購入者に関しては、「団塊Jr」「団塊Jrネクスト」の比率が年々増加、06年には両者を合わせ48.2%(前年比6.8ポイント上昇)を占めた。特に「団塊Jr」の動きが顕著に現れており、前年比6.2ポイント上昇の20.9%。同社では、今後「団塊Jrネクスト」がマンション購入の適齢期である30歳代に入ってくることから、購入比率の増加傾向はさらに続くと見ている。
 なお、マンション購入のきっかけについての質問では、「家賃よりローンが得」との回答が全国的に最も多く見られた。


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