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グリーンシート株式公開で説明会開催/ワンズ

「株式公開はあくまで通過点。さらに上をめざす」と語る牛迫社長

 ワンズ(株)(横浜市神奈川区、代表取締役:牛迫敬太氏)は26日、グリーンシート銘柄としての株式公開と新株式発行についての説明会を実施した。

 グリーンシートは、証券取引所を補完する位置づけとして、2002年、日本証券業協会によりスタートした制度で、非上場企業の株式流通と資金調達を支援する市場として成長している。

 説明会では、今回の株式公開主幹事であるディー・ブレイン証券(株)代表取締役・出縄良人氏が、グリーンシート公募増資についての説明を行なった後、ワンズ・牛迫社長が、自社の事業内容と今後の展開などについて語った。

 同社は、不動産業務に特化した実務者養成研修校「不動産ビジネスカレッジ」等による研修事業、不動産ネットワーク事業「ワンズON」、不動産事業の3つを展開している。牛迫氏は「当社事業のベースとなっている不動産ビジネスカレッジは福島以北に拠点がない。早急に北海道・東北への拠点作りを実施する」としたほか、不動産事業については、「日々移り行く実業の問題・課題を研修事業やネットワーク事業に反映させる必要があるため今後も継続するが、そのシェアは売上ベースで30%程度にとどめていく」とした。

 今回の株式公開については「会社は小さいが、企業の質を高めていきたいと考えた。今後も、不動産ビジネスカレッジなどを通じて、業界に優れた人材をたくさん送り込みたい。今回の株式公開は、通過点に過ぎない。さらに上をめざして、業容を充実させたい」と語った。

 なお、同社は、今回のグリーンシート銘柄指定にあたり、3月26日まで、発行価格1株当たり15万円、2,000株・合計3億円の公募増資を行なう。募集申込数が500株に満たない場合は、公募増資が中止される予定だったが、すでに700株以上の申込みを集めたという。


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