サンフロンティア不動産(株)は27日、前日の東証一部上場報告を兼ね、2007年3月期第3四半期決算説明会を開催した。
当期(2006年4月1日~12月31日)連結売上高は184億6,200万円(前年同期比59.0%増)、営業利益36億6,800万円(同53.0%増)、経常利益33億 6,400万円(同54.4%増)、当期純利益23億6,800万円(同92.6%増)となった。
不動産再生事業は、売上高および利益率ともに高水準を維持。仕入れも紹介物件の質・量ともに大幅に向上し、小型・中型物件を含めバランスの取れた取得が進んでいる。一方、大型の物件再生プランも順調に進捗。賃貸ビル事業においても、テナントの入れ替え等もなく、安定的に推移した結果、売上高172億3,800万円(前年同期比65.2%増)、営業利益40億8,700万円(前年同期比57.1%増)となった。
不動産サービス事業は、仲介事業は前期比で売上高が減少したものの、プロパティマネジメント事業については、初のJ-REIT組み入れ物件の受託も開始するなど、受託物件の規模の拡大と棟数の増加が引き続き進み、売上も堅調に推移した。滞納賃料保証事業についても、ファンド事業者等からの受託が増加傾向にあり、受託件数・金額ともに順調に増加している。売上高12億400万円(前年同期比3.1%)、営業利益9,700万円(前年同期比▲45.7%)となった。
説明会で同社代表取締役社長の堀口智顕氏は、「社員全員が、利益の出どころを見える経営を行ない、耐震性の強化、法令適格物件へ是正、最適用途への作り込みなど、今後も現場重視で不動産の付加価値創造に取り組んでいきたい」などと述べた。
通期(2006年4月1日~2007年3月31日)では、連結売上高350億円、経常利益75億円、当期純利益46億6,000万円を見込む。