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4年目に入った環境美化・緑化キャンペーン/神奈川宅協が報告会

冒頭挨拶をする杉浦会長
来賓挨拶をする松沢成文神奈川県知事

 (社)神奈川県宅地建物取引業協会(会長:杉浦武胤氏)は27日、横浜市中区の神奈川県不動産会館で、社会貢献活動として実施している「グリーン&クリーンアクション」の活動報告会を開催した。

 同事業は、屋外違法広告の除去や市民への花木の進呈、清掃活動などを通じて、神奈川県下の環境美化と緑化を推進しようというキャンペーンで、全支部・全会員の支持のもとで、2004年から年間を通じて実施している。

 報告会の冒頭に挨拶した杉浦会長は、「昨今の異常気象を見ても、このままでは人類が生きていけない環境になることが分かる。われわれ自身も、日々の事業の中で、環境を悪化させるようなことがあってはならないと、違法看板の撤去や清掃活動を展開しはじめて3年、県民の皆さんも活動に賛同してくれ、非常に感謝している。一人ひとりの意識が高まれば行動になり、やがては成果となる。今後も、なお一層活動を強化していきたい」などと語った。

 また、来賓として挨拶した松沢成文神奈川県知事は「神奈川県は、全国一景観条例が多く、今春には水源環境税がスタートするなど、環境問題に対する意識が高い。そうした中で、神奈川宅協さんのボランティア活動は大変すばらしい成果をあげられており、感謝している。環境問題は全員が被害者であり、全員が加害者でもある。新しい公共を作っていくには、官民の協力が必要。今後も、この活動を発展させていってほしい」と語った。

 報告会では、京都議定書策定に環境大臣として関わった参議院議員・川口順子氏による基調講演、18支部の代表による活動報告などが行なわれた。


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