三和シヤッター工業(株)は、伊藤忠丸紅テクノスチール(株)(東京都千代田区、社長:今西 茂氏)と、ドアの施解錠が携帯電話やICカードで行なえる電気錠システム「ENTRY LOCK(エントリーロック)」について、業務提携したと発表。4月より、同システムを採用したマンションドアを発売する。
エントリーロックは、非接触ICカード技術のFeliCa(フェリカ)チップを搭載した携帯電話(おサイフケータイ)を、そのまま自宅のカギとして利用できる電気錠システム。
携帯電話を玄関ドアの読み取り部にかざすだけで、ドアの施解錠が可能で、万一、携帯電話を紛失しても、即座にカギとしての機能を無効にすることができる。
また、マンション内のネットワークに接続することにより、遠隔操作で錠前を施錠、家族の帰宅をメールにて通知、住戸内カメラを携帯電話でモニターできるなど、(株)KESAKAシステムが提供するサービスを受けることも可能。
同システムを利用できるのは、現在のところNTTドコモ、ソフトバンクモバイルのおサイフケータイで、所定のサイトにてカギデータをダウンロードし、システム登録をすることによりカギとして利用できる。ICカードでの利用も可能で、携帯電話とICカードは合計で20個まで登録できる。
同社では、賃貸物件の場合、同システムを利用することで入退居時のカギシリンダー交換が不要となるうえ、複数の部屋に対応するカギを作製することができるため、物件案内などの際にいくつもカギを持ち歩かないで済むメリットがあるとしている。