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「築10年で古い」。ユーザー26.8%、オーナーは8.3%/アットホーム、オーナーズ・スタイル調べ

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)と(株)オーナーズ・スタイルは27日、賃貸住宅に関する意識調査結果を発表した。

 今回の調査は2006年12月にユーザー(20代・30代の男女1,000人)、オーナー(マンション・アパート経営者317人)、不動産会社(アットホーム加盟店299社)の3者に対し実施したもの。具体的には「古い」と思う物件の築年数、「駅から遠い」と思う物件の徒歩分数などのほか、設備、入居者マナー、保証人不要制度等について聞いた。

 「『古い』と思う物件の築年数は?」という質問に対しては、3者とも「築20年以上」との回答が最多。しかし、「築10年」で古いと感じるユーザーが26.8%いるのに対し、不動産会社は12.1%、オーナーはわずか8.3%と、ユーザーとオーナーの感覚に乖離があることが明らかになった。
 また、「『駅から遠い』と思う徒歩分数は?」という質問に対しては、3者とも「徒歩15分以上」とする回答が大半を占めた。なお、ユーザーの中でも、43.6%のシングルユーザーは「10分以上」を遠いと感じており(ファミリー26.0%、カップル35.3%)、家族形態によっても意識に違いがあることが明確になった。
 また、入居者マナーに関し、ユーザーが「生活する上で気をつけていること」(複数回答)として、「生活騒音」(70.2%)、「ごみの出し方」(66.5%)、「家賃滞納」(66.2%)が上位に上がったが、オーナーが「入居者マナーで好ましくないと思うこと」とした回答で最も多かったのは、「ごみの出し方」(38.4%)であった。

 なお、同調査結果の一部は「知りたい!あなたの住まい『OKレベル』」としてアットホーム社ホームページで公開中。

 


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