不動産総合情報サービスのアットホーム（株）、（株）ケン・コーポレーション、（株）不動産経済研究所の3社が、（財）日本不動産研究所の協力を得て構成している「住宅インデックス・フォーラム」（略称：RIF）は29日、東京23区のマンション全般を対象に、2006年下期（7月～12月期）の売買価格・賃料・利回りを調査・集計した「住宅マーケットインデックス」を発表した。
これによると、東京23区の1平方メートル当たりのマンション価格は、新築・大型（80平方メートル以上）タイプで72.2万円（前年同期比▲19.6％）と大きく下落したが、小型（40平方メートル未満）タイプは99.7万円（同14.1％上昇）、標準（40平方メートル以上80平方メートル未満）タイプも67.0万円（同3.7％上昇）でともに上昇となった。
中古も同様に、大型タイプ（68.1万円）が同3.5％の下落となったもののの、標準タイプ（56.2万円）は同5.2％上昇、小型タイプ（64.1万円）は同9.0％上昇であった。
標準タイプ・1戸当たりの粗利回りは、新築が6.2％（同0.2ポイント上昇）、中古が6.7％（同0.1ポイント上昇）。
また、都心5区（千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区）の新築マンションでは、大型タイプの価格（94.5万円）が同▲26.4％と、2期連続の大幅下落となった。標準タイプ（93.0万円、同10.8％上昇）、小型タイプ（105.6万円、同8.8％上昇）はともに上昇。中古についても、大型タイプ（87.8万円、同▲14.8％）が下落、標準タイプ（73.7万円、同7.5％上昇）、小型タイプ（76.8万円、同10.4％上昇）は上昇となった。
粗利回りは、標準タイプ・新築が5.8％（同▲0.2ポイント）、中古が6.5％（同▲0.1ポイント）。
東京23区の1平方メートル当たりのマンション賃料は、標準タイプで新築3,446円（同6.2％上昇）、中古3,122円（同6.0％上昇）。
都心5区も、標準タイプ・新築4,478円（同6.2％上昇）、中古4,012円（同6.5％上昇）となったのをはじめ、全タイプで上昇をみせた。
なお、RIFでは、今回の調査結果を詳細にまとめた冊子（A4判、約60ページ）を2,100円（税込）で販売する。申込み・問合せは、アットホーム社カスタマーセンター（TEL 03-3730-6395）まで。