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977戸の大規模マンション「パークシティ柏の葉キャンパス」販売開始/三井不レジ

現地の空撮にマンション完成予想図を合成したもの。つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅を挟んで左側が「パークシティ柏の葉キャンパス1番街」、右はショッピングセンター「ららぽーと柏の葉」
マンション完成模型
「これからのまちの発展に期待していただきたい」と語る、執行役員千葉支店長・田中 健氏

 三井不動産レジデンシャル(株)は、総戸数977戸の大規模分譲マンション「パークシティ柏の葉キャンパス一番街」(千葉県柏市)のモデルルームオープンに先立ち、4日プレス内覧会を開催した。

 同物件は、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅前に立地。敷地面積2万8,982.70平方メートル、延床面積14万4,340.80平方メートル。A棟(地上35階建て、265戸)、B棟(地上18階建て、100戸)、C棟(地上34階建て、258戸)、D棟(地上18階建て、105戸)、E棟(地上32階建て、249戸)からなる、総戸数977戸のマンション。

 現在、柏の葉キャンパスエリアでは、産・官・学・民が連携して、世界に通じるキャンパスシティをめざし、約273haにおよぶまちづくりが行なわれている。周辺地域は、東京大学柏キャンパスや千葉大学環境健康フィールド科学センターなど、教育・先端学術機関が集積しており、県立柏の葉公園をはじめとした、自然環境にも恵まれている。駅を挟んだ向かい側には、2006年11月にオープンした大型商業施設「ららぽーと柏の葉」も立地する。三井不動産グループは、今回のプロジェクトも含めた、約2,700戸の共同住宅や商業施設、ホテル、病院、子育て支援施設等の開発を行なう。

 敷地の中央には、芝生の広場「セントラルパティオ」が配置される。すべての棟に面しており、140種以上、約5万4,000本の樹木や草花が植栽される。コミュニケーション棟では、ふれあい広場、キッチンラウンジ、ライブラリなどが利用可能。店舗エリアも用意され、(株)学研の森が運営する、認可保育園を誘致する予定。24時間有人管理で、ICカードを活用した、最大4回のセキュリティチェックシステムも整えられている。また、ヤマト運輸(株)と提携し、自宅に「ららぽーと柏の葉」で買い物した商品を無料宅配するサービスも提供する。

 モデルルームは、プランやテイストの異なる3タイプを用意。
 全住戸に奥行き3m以上のバルコニーを設け、リビング・ダイニングの天井高は約2.65mを確保。ハイサッシュも通常よりも高く設定するなど、広い住空間にこだわっている。天然木の突板フローリングも標準仕様。ユニバーサルデザインを取り入れ、どんな世代にも暮らしやすいよう、配慮を行なっている。 専有面積は65.18平方メートル(2LDK)~132.00平方メートル(4LDK)。約170タイプ、500以上のバリエーションの住戸プランを用意する。最多価格帯は、4,000万円~5,000万円台(専有面積80平方メートル~90平方メートル)。5月上旬より第1期の販売を開始する。

 会見で、同社執行役員千葉支店長の田中 健氏は「単なる住宅開発ではなく、人々の交流や環境をテーマにし、年をとるほどまちが良くなるよう、いろいろ考えている。同じ家族構成の人が集まるのではなく、高齢者や女性の単身なども入居していただけるよう、キャンペーンも展開していく。これからのまちの発展に期待していただきたい」などと話した。

 現在までに、30代を中心に約4,000組の問合せが入っており、9割が一次取得者。千葉県の松戸、我孫子、野田、柏の居住者が半数以上を占めている。


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