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首都圏住宅地と中古マンション価格、すべての地域で上昇/三井不販調査

 三井不動産販売(株)は19日、「第40回リハウス・プライスリサーチ」を発表した。同調査は、首都圏住宅地と中古マンションの価格動向を四半期ごとに定点観測し発表しているもの。

 2007年1月~3月の四半期変動率は、住宅地価格が+2.1%(前回調査+2.2%)、中古マンション価格が+1.6%(同+1.5%)とともに上昇し、上昇幅も拡大。上昇地点は、住宅地が109地点中37ヵ所(同38ヵ所)、中古マンションが195地点中53ヵ所(同52ヵ所)であった。 
 06年4月~07年3月の年間変動率は、住宅地が+9.7%、中古マンションが+6.2%、ともに調査開始以来最高上昇率を更新している。

 地域別住宅地価格動向は、2007年1月~3月の四半期変動率は、東京23区が12四半期連続で上昇。すべての地域において0.8%~4.0%の上昇となった。
 また、06年4月~07年3月の年間変動率は、東京23区+14.0%、東京市部+9.3、千葉県+4.2%、埼玉県+7.5%、横浜市・川崎市10.4%、神奈川県・その他の市+7.4%となっている。
 
 中古マンションは、2007年1月~3月の四半期変動率は、東京23区、東京市部、横浜市・川崎市において+2%台、埼玉県および神奈川県・その他の市でほぼ横ばいであった一方、千葉県は0.3%の下落となっている。
 また、06年4月~07年3月の年間変動率は、東京23区で+10.6%、東京市部+7.2%、埼玉県+2.1%、横浜市・川崎市+6.7%、神奈川県・その他の市+2.8%となっている。なお、千葉県は一部地域において中古物件の動きが軟調であり、年間変動率はやや下落基調の▲1.7%という結果になった。


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