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「ロ・ハウス構想推進検討委員会」が報告書

 国土交通省・経済産業省・環境省の共管による「ロ・ハウス構想推進検討委員会」(委員長:岩村和夫武蔵工業大学教授)の報告書が、4月26日に発表された。

 同委員会は、少子高齢化社会の進展、地球環境問題などの環境変化に応えながら、スマートな暮らしをめざす「ロハス」(LOHAS=Lifestyle of Health and Sustainability)を実現する住まい「ロ・ハウス」を推進することを目的に、2006年7月に設置。8回に渡る検討を報告書としてとりまとめたもの。

 報告書では、「ロ・ハウス」普及にあたっての課題として、住まい手や各ステークホルダーに対してそのコンセプトやイメージを広く訴求していくこと、省エネ性能を可視化し、それを格付け(レイティング)や表示(ラベリング)し、的確に情報伝達することが必要とした。

 また、住宅性能表示制度や戸建ての環境エネルギー性能を総合評価する「キャスビー(CASBEE)」の普及、既存住宅の改修履歴情報の蓄積や省エネ性能の可視化などを提言した。

 さらに、新たな省エネ性能の評価手法として、外皮の断熱性能だけではなく設備・機器の性能まで含めた総合的な評価手法を開発する事、省エネ性能の高い住宅に付いての融資・税制などへのインセンティブの必要性にも触れている。


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