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「GE Moneyのすまいのローン」販売開始/GE Money

 GEコンシューマー・ファイナンス(株)(東京都港区、代表取締役社長:熊谷昭彦氏、以下、GE Money)は7日、日本住宅ワランティ(株)(東京都港区、代表取締役社長:増田明世氏)と業務提携し、「GE Moneyのすまいとローン」を販売したと発表した。日本住宅ワランティの業務提携は、住宅ローンを取り扱うノンバンクとしては、同社が初となる。

 同提携スキームは、「GE Moneyの住宅ローン」を利用し、全国の工務店でマイホームを建築予定の顧客に、日本住宅ワランティの「すまいとMONEY PLAN(建築資金出来高支払管理制度)」を紹介するもの。このスキームを利用すると、住宅ローンはGE Moneyより建築主に対して工事着工前に全額実行され、工事代金については日本住宅ワランティが住宅完成まで信託管理方式で管理し、工事の進捗状況に応じて工務店に代金支払いを代行することとなる。

 注文建築の場合、建築主は工事中に工事代金として中間金の支払いが必要となるが、一般的な住宅ローンでは完成後の融資実行となるため、工事途中で支払う代金を自己資金で準備するか、本来の融資が下りるまでの一時的なつなぎ融資を受けなければならない。しかし、同スキームを利用すれば、工事前に住宅ローンが全額実行されるため、建築主は工務店への中間金支払いのためのつなぎ融資を受ける必要がない。

 これにより工務店は、中間金を工事の進捗状況に応じて出来高払いで受け取ることができるため、資金調達が容易になるだけでなく、無駄な資材コストを発生させることなく、安定した事業計画が立てやすくなるといったメリットがある。


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