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最も多い工事内容は「床・壁・天井・開口部等工事」/06年度建築物リフォーム・リニューアル受注調査

 (財)建設物価調査会は9日、「建築物リフォーム・リニューアル受注調査報告平成18年度計(第9回調査~第12回調査)」を発表した。
 同調査は、(社)全国建設業協会の会員のうち、建築工事が約4割以上を占める業者を母集団とし、同集団に対し全数調査を行なったもの。第9回は808業者、第10回は796業者、第11回は745業者、第12回は737業者から回答を得た(平均回収率は19.4%)。

 元請・下請工事の総受注工事額は1兆254億円で、うち元請工事は97.7%(前年同期0.4%増)の1兆19億円、下請工事は2.3%(同▲0.4%)234億円。

 工事件数における建物用途別内訳は、戸建て住宅が23.2%(同▲4.1%)、工場・倉庫14.7%(1.2%増)、事務所13.7%(1.3%増)。
 最も多い工事内容は、「床・壁・天井・開口部等工事」(6,524件)、次いで「外壁工事」(4,166件)、「間取り・間仕切り工事」(3,823件)。これを建物用途別にみると、戸建て住宅において多い工事内容は、「床・壁・天井・開口部等工事」、「台所、浴室、トイレ等工事」、「外壁工事」。マンション等においては、「床・壁・天井・開口部等工事」、「外壁工事」、「台所、浴室、トイレ等工事」であった。
 また、元請受注工事における大規模工事(1億円以上の工事)は872件で、最も多い工事種別は改装等工事(611件)で、建築用途別では事務所(217件)、次いで工場・倉庫(146件)となった。工事額の最も高い工事は大阪府の業者が受注した構造が「非木造」、建物用途が「その他」の改築工事(88億円)であった。


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