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マンション販売9,000戸体制を構築/大京が新3ヵ年計画策定

 (株)大京は15日、2008年3月期を初年度とする「新3ヵ年計画」(08年3月期~10年3月期)を策定した。

 04年に策定した「事業再生計画」(06年3月期~08年3月期)の計画利益を1年前倒しで達成したことを受けたもの。収益構造は大きく改善したものの、主力のマンション分譲事業を取り巻く環境は厳しさを増していることから、さらなるグループ経営基盤の拡充と飛躍的成長を狙うための戦略を構築する。

 マンション分譲事業については、契約9,000戸体制の構築によるマーケットイニシアティブの発揮、生産性の向上に向けた業務効率化、品質性能面のさらなる充実、ブランド力の向上などにより、事業規模の拡大をめざす。また、不動産流通事業を「今後大きな成長が見込める市場」と捉え、多店舗展開によるリテール仲介事業の規模拡大、法人向けソリューション事業など周辺事業の拡大、大型PM受託、サブリース業務による賃貸管理収益の拡大を図る。このほか、扶桑レクセル(株)の完全子会社化によるシナジー効果も見込んでいる。

 これらの戦略により、計画最終年度の10年3月期マンション売上戸数8,800戸(07年3月期比17%増)、仲介店舗数80店舗(同95%増)、仲介取扱件数1万4,000件(同113%増)、マンション管理戸数35万戸超(同6%増)をめざし、連結売上高5,310億円(同40.9%増)、営業利益515億円(同47.5%増)、経常利益460億円(同40.2%増)を達成するとしている。

 


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