(株)サンケイビルは15日、2007年3月期決算を発表した。
当期(2006年4月1日~07年3月31日)の連結売上高は275億6,600万円(前年同期比14.8%増)、営業利益47億5,500万円(同52.6%増)、経常利益37億4,500万円(同74.0%増)、当期純利益18億2,500万円(同85.4%増)と大幅な伸び。
主力のビル事業は、一部サブリース物件の減収があったものの、新規ビルの通期稼動、既存ビルの稼働率アップ、SPCにより開発・取得した収益不動産の売却による匿名組合出資配当などにより、売上高146億300万円(同9.1%増)、営業利益43億7,000万円(同43.6%増)と伸長した。
2期目となった住宅分譲事業は、自社マンションブランド「ルフォン」シリーズの第2号物件「ルフォン世田谷」(東京都世田谷区)の計上などにより、売上高62億4,100万円(同76.4%増)、営業利益3億2,300万円(前年同期:3,000万円)となった。ビル管理事業は、大型の設備関連工事の受注がなかったため、売上高41億4,300万円(同▲1.8%)、営業利益5,000万円(同▲43.1%)にとどまった。
次期については、連結売上高416億円、営業利益56億5,000万円、経常利益44億5,000万円、当期純利益23億5,000万円を見込んでいる。