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賃貸事業が好調に推移、前期に続き純利益過去最高/住友不07年3月期決算

 住友不動産(株)は17日、「2007年3月期(2006年4月1日~2007年3月31日)決算(単体・連結)」を発表した。

 単体の売上高は5,611億5,600万円(前期比3.0%増)、営業利益は1,184億6,100万円(同23.2%増)、経常利益は954億5,000万円(同31.2%増)、純利益は472億5,100万円(同73.8%増)。
 連結では売上高6,768億3,400万円(同4.7%増)、営業利益1,371億7,600万円(同22.5%増)、経常利益1,124億600万円(同29.1%増)、純利益502億9,900万円(同54.7%増)となった。
  
 不動産賃貸事業で大幅な増収増益となったのをはじめ、不動産販売事業、不動産流通事業がともに2ケタの営業増益率となった。
 また、有利子負債の増加によって金融収支が前期比25億円悪化したが、前期に計上した金利スワップ解約損25億円がなくなったため、営業外損益はほぼ前年並み(前期比2億円増)となり、経常利益は前期比253億円増と、単年度の増益額としても過去最高を記録した。
 特別損益は、匿名組合清算利益461億円、サブリース賃料減額請求訴訟和解に伴う精算金14億円など合計479億円を特別利益に計上する一方、所有賃貸ビルの投資効率改善を目的とした固定資産評価損626億円、投資有価証券評価損15億円など、合計682億円を特別損失に計上。結果、当期純利益は502億円と過去最高益となった。

 次期単体売上高は5,730億円、営業利益1,260億円、経常利益990億円、純利益520億円。同連結売上高7,000億円、営業利益1,500億円、経常利益1,200億円、純利益600億円と予想している。


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