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「コンセプトマンションの供給や、中古再生事業に軸足を」/エスグラントコーポ決算説明会

 (株)エスグラントコーポレーションは18日、2007年6月期第3四半期決算説明会を開催した。

 当期(2006年7月1日~07年3月31日)の売上高は253億3,500万円(前年同期比141.7%増)、営業利益20億3,900万円(同 181.5%増)、経常利益13億4,900万円(同167.1%増)、純利益8億200万円(同168.9%増)となった。

 説明会の中で、同社代表取締役兼CEOの杉本宏之氏は「5月10日に取得した長柄ショッピングリゾートは、再生費用に5億円をかけて、来期中に約20億円での売却を予定している。テナントは生鮮食品などを取り扱うスーパーなどを誘致し、地元の人に使ってもらえる“市場”のようなものにしていく方針。また、流動化案件である西麻布のビルの進捗状況に関しては、今期中に引渡しを完了させ、45億円の売上、7億円の利益を見込んでいる」と述べた。

 また、これからの戦略について同氏は「バイクマンション(ライダー専用賃貸)や、ペットシッターサービスを付帯させたコンセプトマンションを積極的に供給してきたい。ワンルームに特化した中古再生事業にも軸足をおき、リノベーションした賃貸マンションのオークション事業なども展開していく」と展望を語った。

 通期予想では売上高331億6,000万円、経常利益24億100万円、純利益14億3,000万円を見込んでいる。


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