グローバル・ワン不動産投資法人（GOR)は24日、2007年3月期決算を発表した。
当期（2006年10月1日～07年3月31日）の営業収益は39億1,800万円（前期比▲0.7％）、営業利益19億1,700万円（同▲1.0％）、経常利益14億6,500円（同▲2.3％）、純利益14億6,400万円（同▲2.3％）、一口あたりの分配金は1万9,163円となった。配当性向は99.9％。
同投資法人は、「好立地・築浅の大型物件」を中心に、取得時点において2年程度のキャッシュフローの確実性が高い賃貸借契約が締結されている不動産関連資産を投資対象として検討。しかし、当期においては新たな物件取得を行なっていない。そのため新たな資金調達を実施しておらず、出資総額は457億2,100万円、発行済み投資総数は7万6,400口、借入金残高は268億9,000万円、投資法人債は360億円となっている。
次期（9月期）については、「成長スピードに目を奪われることなく厳選した投資を行なっていく」しており、ほか「テナントとの信頼関係の維持・強化」、「サービス強化の推進」により、賃料収入の維持向上をめざす方針。営業収益48億2,800万円、経常利益17億7,500万円、純利益17億7,400万円、一口あたりの分配金1万8,300円を見込んでいる。