ダイビル(株)はこのほど、中期経営計画「ダイビル-3Dプロジェクト」(2007年4月~10年3月)を策定した。
向こう3年間で700億円、以降4年間で450億円を投資。大阪中心部に「中之島ダイビル(仮称)」(大阪市北区、竣工09年春)、「土佐堀ダイビル(仮称)」(大阪市北区、竣工09年夏)、「中之島ダイビルウエスト(仮称)」(大阪市北区、竣工13年春)、「新ダイビル(仮称)」(大阪市北区、竣工14年春)と新たな基幹ビルを続々と建設することで、安定的収益を確保。さらに、既存資産のバリューアップにより、収益力向上を図る。
また、不動産価格が高騰している東京・大阪にこだわらず、地方都市での事業展開、商船三井と連携したアジア成長都市での開発を手がけていく。このほか、「中之島ダイビル」で本格的商業施設運営に進出するほか、商船三井興産を子会社化し、PM事業を強化。16年度売上高130億円(06年度:37億円)をめざす。
これらの実践により、09年度連結売上高378億円(06年度比45.9%増)、営業利益112億円(同13.1%増)、経常利益93億円(同5.6%増)、当期純利益50億円(同▲7.4%)とし、16年度には連結売上高460億円(同78%増)、営業利益185億円(同87%増)、経常利益170億円(同93%増)、当期純利益100億円(同85%増)とする。