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「赤坂ガーデンシティ」売却などが寄与し経常利益672%増/積水ハウス08年1月期第1四半期決算

 積水ハウス(株)は4日、2008年1月期第1四半期決算を発表した。

 当期(2007年2月1日~4月30日)の売上高は2,956億4,900万円(前年同期比1.6%増)、営業利益54億6,600万円、経常利益72億2,600万円(同672%増)、純利益37億5,200万円となった。

 セグメント別では、工業化住宅請負事業が993億3,400万円(前年同期比▲141億100万円)、不動産販売事業761億3,000万円(同97億6,900万円増)、不動産賃貸事業832億1,700万円(同49億7,600万円増)、その他の事業402億2,400万円(同56億3,900万円増)となった。

 主力の鉄骨戸建て住宅に、制震構造や防汚塗装を整備した新商品を投入するなどの営業力の強化に努めたほか、2006年に完成した「赤坂ガーデンシティ」(東京都港区)の保留部分の売却などの都市開発事業の寄与があったことなどから、経常利益の大幅な増収となった。

 通期予想では売上高1兆3,150億円、経常利益970億円、純利益535億円を見込んでいる。

 また、同社では5日、会社法165条3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づく自己株式の取得を実施。
 今回取得したのは、同社普通株式3,000万株。名古屋証取引所における「自己株式の立会外買付制度」により1株1,771円で行ない、取得価額総額は531億3,000万円となった。


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