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マンションの超高層化、2000年以降拍車/東京カンテイ

 (株)東京カンテイは7日、「全国 総戸数ランキング」と「全国 最高階数ランキング」を発表した。

 「全国 総戸数ランキング」では、1位が「THE TOKYO TOWERS」(東京都中央区、2008年竣工)となり2,799戸。2位は「徳力団地」(北九州市小倉南区、1969年竣工)・2,390戸、3位は「星の原団地」(福岡市早良区、1975年竣工)・2,296戸となった。
 上位30物件の中で22物件が1960年代から1970年半ばに供給された多棟構成の団地。2000年以降は、総戸数1,000戸を超える大規模・タワー型物件が数多く供給されるようになっている。

 「全国 最高階数ランキング」は、1位は「パークシティ武蔵小杉」(川崎市中原区、総戸数1,437戸・2009年竣工)で59階、2位は「THE TOKYO TOWERS」(東京都中央区、総戸数2,799戸・2008年竣工)・58階、3位は「ライオンズスクエアエルザタワー55」(埼玉県川口市、総戸数659戸・1998年竣工)・55階となった。
 上位30物件のうち25物件が2000年以降に竣工、もしくは竣工予定の物件。50階を超える超高層マンションは全国で12物件あり、その大半は東京都と大阪府に集中している(東京都5棟、大阪府5棟)。2位の「THE TOKYO TOWERS」が3位の「ライオンズスクエアエルザタワー55」を上回るのに11年を要したが、1位の「パークシティ武蔵小杉」はわずか1年で上回っており、超高層マンションの“超高層化”に拍車がかかっている。

 両データの詳細は、不動産市況レポート「カンテイアイ」の特別号「カンテイアイ・マンションデータ白書 1956-2006」に掲載されている。


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