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法人会員が200社を突破/JFMAが通常総会開催

新年度に向けての抱負や現状の課題を語る鵜澤会長

 (社)日本ファシリティマネジメント推進協会(JFMA)は18日、第11回通常総会を開催した。

 会長には鵜澤昌和氏が再任。通常総会では平成18年度事業報告や収支決算および平成19年度事業計画案、収支予算などが発表された。

 18年度は社団法人化10周年記念事業として、10周年記念誌の発行、FM(ファシリティーマネージャー)表彰制度(JFMA賞)の設立、「JFMA FORUM 2007」の開催などを実施した。また、新規事業としてFM上級セミナー(環境経営)、FM評価手法の標準化の検討などを行なった。
  FM資格試験については応募者1,651名に留まり、個人会員も減少傾向になった。一方で法人会員は23社増加し、合計会員数は1,202となった。

 19年度はFMに関する調査研究、資格認定、教育および交流の4項目に重点を置き、普及・定着を推進していく。
 重点活動としては、資格制度に関わる事業に加え「JFMA FORUM 2007」とFM教育に関わる事業を新たな基幹業務に据えるための具体的な計画を策定する。FM資格制度については、資格制度の全般にわたる最適化に関する検討を行なうとともに、資格取得者が活躍し、社会的な認知を得るための支援方策の検討などを行なう。18年度に初めて開催された「JFMA FORUM 2007」の成果を分析・評価し、将来にわたりFM関係者の交流を図る事業として、JFMA FORUMを定期的に開催可能なスキームの構築を図るなど。

 鵜澤会長は「個人会員の減少傾向など、課題が改めて確認された。しかし法人会員が203社と過去最高になり明るい見通しが立ってきたように思う。FAの認知向上など、前向きな活動を積極的に行なっていきたい」などと語った。

 


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