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ポスト団塊Jr.世代は「地域イメージ」「街並み」を重視/東急住生活研究所調査

 (株)東急住生活研究所(東京都渋谷区、社長:望月久美子氏)は22日、第2回「住生活100人調査2007」の調査結果を発表した。

 現在の分譲住宅マーケットを担う団塊Jr.層は、すでに住宅を購入しているケースが多くなっていることから、次のマーケットを牽引するであろう団塊Jr.の下の世代の住宅に関する意識にスポットをあて、調査したもの。
 調査対象となったのは、首都圏に居住する25歳以上の男女1.4万人のうち、住まいへの計画を持つ「住宅計画保有者」800名と、すでに住み替えた団塊Jr.(1970年~74年生まれ)とポスト団塊Jr.(75年~79年生まれ)200名。
 住宅計画の保有と計画内容、住宅ライフスタイルと住まい志向、団塊Jr.とポスト団塊Jr.層の住宅意識、属性などについて、インターネット上で調査した。回収は1,000票。

 調査では、ポスト団塊Jr.が他世代に比べて「地域イメージ」「街並み」「なじみのある場所」を重視していることが明らかとなった。
 また、「魅力を感じる暮らし方」の項目では「便利でおしゃれな都心に住み、都会生活を堪能する」が23.2%で1位となった一方、「田園風景の中でゆったり暮らす」が15.9%で2位となった。 
 「憧れの住宅地」では団塊Jr.が白金・広尾、青山において20%を超えるのに対し、ポスト団塊Jr.は自由が丘(27.5%)、吉祥寺(26.8%)、横浜(26.8%)、二子玉川(20.3%)といった、便利さと田園風景を持つ“住宅地”を選択した。
 「現実に購入を希望する際、選択する地域」では「城西南」(33%)、「都下」(30%)となり、ニュータウン居住を含め郊外居住への許容度が上昇している。
 また、「ポスト団塊Jr.の住宅観」では外観デザインやインテリアへの関心が高いことが分かった。

 詳細は同社ホームページまで。


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