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06年度の融資実行件数3,600件超に/全宅住宅ローン

 (社)全国宅地建物取引業協会連合会傘下の住宅ローン会社、全宅住宅ローン(株)(代表取締役社長:藤田和夫・全宅連会長)は28日、定時株主総会を開催。06年度の営業報告などを行なった。

 同社は全宅連会員向けに、05年7月より住宅金融公庫「フラット35」の取り扱いを開始。06年度は、融資受付件数は3,615件(05年度1,928件)、融資実行件数は1,439件(同468件)となり、実質9ヵ月間の営業期間だった05年度実績を大幅に上回った。また、06年度の「フラット35」買取申請件数は、提携金融機関323行中5位となっている。この結果、06年度の売上高は5億4,071万円、当期純利益も6,883万円と、単年度黒字となった。

 07年度は、さらに積極的な営業展開により、繰越損失の早期一掃をめざすとしており、7月2日(月)の立川支店を皮切りに、9月に関西支店を開設するなど、全国主要都市に支店を開設。また、子会社の全宅ファイナンス(株)を通じ、同協会会員を対象に、短期事業資金、投資用長期資金など、幅広い用途の不動産担保ローンを提供する「ハトマークローン」を、10月を目処に開発する。オリジナル商品開発までの間は、提携金融機関の中から最適なローンの選択・紹介などを行なうローン・アレンジメントを無償で行なう。


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