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有料老人ホーム「ライフニクス高井戸」の経営権取得/東急不

「ライフニクス高井戸」外観

 東急不動産(株)は、有料老人ホーム「ライフニクス高井戸」(東京都杉並区)を経営する(株)ライフシステムズ(東京都杉並区、代表取締役社長:茂成信彦氏)の全株式を取得し、連結子会社化すると発表した。

 同社は、高齢化の進展に伴う「住まい」のニーズの変化に対応し、2003年に高齢者向け住宅事業の運営会社(株)イーライフデザイン(東京都渋谷区、代表取締役社長:雑賀克英氏)を設立、高齢者向け住宅事業分野に参入した。
 ケアレジデンスを基点とし、周辺地域にシニア向けレジデンスを2、3ヵ所配置する、地域に密着したビジネスモデルを展開。現状の経営基盤は「多摩田園都市エリア」に置いており、次のステージとして東急東横線・都内城西南エリアでの事業展開に注力している。

 「ライフニクス高井戸」は1989年に開業した、鉄筋コンクリート造地上3階一部地下1階建て、専用居室106戸の介護付有料老人ホーム。施設内にはスパホールやコミュニティーホールなどの共用施設を設置。また、入居者が要介護状態になった場合のケアセンターを用意するなど、安心して住まうことができるシステムを備え、現在の稼働率は9割となっている。
 今回の子会社化で、豊富なノウハウを持つ同施設と既存施設とのサービス内容や運営ノウハウ等の情報交換、人材の相互交流により、施設サービス面でのさらなる向上と運営力の強化を図っていく方針。


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