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世界海洋会議開催を受け、投資を募る経済懇談会開催/北スラウェシ州政府

 インドネシア共和国北スラウェシ州政府は3日、2009年世界海洋会議(ワールド・オーシャン・コンファランス、以下WOC)の開催地が州都マナドに決定されたことを受け、日本国内での周知を図るべく同州知事サルンダジャン氏が来日、開催の概要および開催に向けた周辺のインフラ整備計画などについて説明する経済懇談会を開催した。

 周囲を太平洋に囲まれた北スラウェシ州は、空路でシンガポールから約3時間、日本から約5時間。

 WOCとは、海洋と沿岸を持つ国々の代表者・科学者・NGO・ジャーナリスト・民間組織などが参加する国際会議。州の表玄関であるサムラトゥランギ国際空港では、WOCが開催される09年をめざし、拡張工事および改良工事が計画されている。工事終了後にはマナドに国際標準空港が誕生し、近隣諸国からの直行便開通も期待されている。
 現在、観光施設への投資は主にリゾートホテル、ダイビングセンターなどに行なわれている。海外からの主な投資元はヨーロッパ各国、シンガポール、北米、アメリカなど。また、日本とインドネシア政府からの投資により、リゾートホテルを建設中。

 同州知事サルンダジャン氏は「北スラウェシ州は環境に恵まれ、海洋業や観光業など、さまざまなビジネスチャンスを提供している。ぜひ北スラウェシ州に来て、ご覧いただき北スラウェシへの投資に興味を持っていただきたい。WOC後もさまざまな事業機会を提供していく予定」などと語った。


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