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制震システム「MGEO-N」の外販を開始/ミサワホーム

 ミサワホーム(株)は3日、制震システム「MGEO-N(エムジオ・エヌ)」を全国の在来木造住宅メーカーやビルダーなどへ販売することを発表した。

 「MGEO-N」は同社が開発した「MGEO-R」を改良したもので、地震時の振動を抑え、建物の変形を最大約2分の1に抑えることで、構造体への損傷を軽減するもの。
「MGEO-N」は、性能・コストの面で充分に市場優位性を確保していることから、需要があると見込んでおり、新築戸建て住宅の約8割を占める在来木造住宅において普及させ、住宅業界全体の耐震性向上をめざすことで、社会貢献につなげていくとしている。

 販売方法は同社から建材商社および総合商社を通じて取引され、各商社と契約をしたビルダー、在来木造工務店などへ供給していく予定。

 同社では今後、木造軸組工法に加え、2×4工法にも対応できる制震装置の開発を進め、住宅業界における「制震技術」のスタンダード化をめざすほか、FC換気システムやM-Wood内装材といったオリジナル建材についても順次外販していくとしている。

 

 
 
 


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