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大都市圏でのマンションリフォーム事業に参入/住友林業

全面マンションリフォーム専用商品「Ma:Ri(マリ)」によるリフォーム事例

 住友林業(株)は、リフォーム専門の子会社である住友林業ホームテック(株)を通じ、マンションリフォーム事業に本格参入する。その第一弾商品として、初の全面マンションリフォーム専用商品「Ma:Ri(マリ)」を12日から発売する。

 07年5月策定の長期経営計画の重点育成事業である「リフォーム事業」をさらに拡大するために、戸建て住宅のリフォームに加え、大都市圏でのマンションリフォームを取り込んでいくことにしたもの。東京・大阪に専任部署を設置。都市圏をメインに徐々にエリアを拡大していく。

 新商品の「Ma:Ri」は、「Mansion Reform Innovation」の略語。表面的なリフォームだけでなく、配管や下地など含めた全面リフォーム。階下への配慮として、LL45対応の二重床を基本工事に組み込んだほか、住友林業グループが調達・製造する木質部材を中心に、オリジナル商品や設備により施工する。また、“自分の世界を実現(リアライズ)”するためのサポートシステムとして、建築士やコーディネイターによるデザイナーズシステムも用意した。

 当面は、東京圏・大阪圏での販売。基本工事部分については定価制を導入。基本工事の施工価格は、1平方メートルあたり6万1,950円(70平方メートル以上)。08年3月期の販売計画は、10億円。10年3月期には、30億円をめざす。


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