野村不動産(株)は11日、かねてより開発を推進していた「(仮称)御堂筋野村ビル」(大阪市中央区)の新築工事に着工したと発表した。
同事業は、大阪圏における4棟目の大型オフィスビル開発事業。開発型証券化手法を用いたSPCによるビル開発事業で、総事業費は約235億円となっている。
同物件は、大阪市営地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅徒歩3分、「本町」駅徒歩5分に位置する、鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地下2階地上14階建てのオフィスビル。延床面積約2万1,000平方メートル、基準階貸室面積約1,000平方メートル。
御堂筋に面し、大阪ビジネスエリアの中心地である淀屋橋と本町の中間地点に立地し、緑豊かな御堂筋のイチョウ並木と調和した歩行者空間を形成しつつ、風格と先進性を兼ね備えたデザイン計画がなされている。
構造・設備面においては、免震構造および異系統2回線受電方式を採用。建物インフラとしての安全性、信頼性の高さが特徴となっている。
竣工は2009年2月末を予定。竣工後は同社が基幹ビルとして保有し、マネジメントを行なう方針。
同社は今後も、全国の主要都市において積極的なオフィスビル開発を行ない、優良なオフィス空間を提供していくとしている。