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07年上半期の首都圏マンション、供給2ケタ減の2万8,000戸台に/不経研調査

 (株)不動産経済研究所は、2007年上半期(1~6月)および6月度の「首都圏マンション市場動向」を発表した。

 06年上半期の首都圏のマンションの新規販売戸数は2万8,284戸(前年同期比▲17.2%)。在庫処理優先の郊外部での売り出し先送りにより、大量供給期では最少の供給となった。地域別では、東京都区部8,182戸 (同▲30.8%)、都下3,214戸(同15.5%増)、神奈川県8,670戸(同▲1.4%)、埼玉県3,579戸(同▲28.8%)、千葉県4,639戸(同▲18.8%)。

 初月契約率の平均は75.2%(同5.4ポイントダウン)。04年以来の70%台となった。1戸当たりの平均価格は4,646万円(同11.6%アップ)、1平方メートル当たりの単価は61.5万円(同11.6%アップ)と、ともに2ケタのアップ。都区部の価格が6,020万円(同19.3%アップ)と大幅アップしたのをはじめ、全エリアで上昇している。

 上半期の即日完売戸数は3,710戸(発売戸数の13.1%)だった。なお、下半期の発売戸数は、4万2,000戸の見込み。

 一方、6月度の首都圏マンションの新規販売戸数は5,716戸(同▲10.9%)。月間契約率は69.1%(同12.0ポイントダウン)、1戸あたり価格は4,853万円(同10.8%アップ)、1平方メートル単価64.4万円(同13.8%アップ)。翌月繰越販売在庫数は7,333戸(前月比527戸増)となった。

 なお、7月の販売戸数は7,000戸前後となる見込み。


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