森ビル（株）は、六本木ヒルズにおいて、米国の非営利団体ULI（アーバンランド研究所）が、世界の不動産開発案件から優秀案件を選定し表彰する「ULI Award for Excellence（ULIアワード）」を受賞したと発表した。全世界230点の応募のなかから選ばれたもの。
ULIアワードとは、官民による卓越した開発物件の社会的認知度を向上させるべく、同団体が1979年より開催している。世界中のさまざまなタイプの開発物件の中から計画全体の優秀性、建設手法、マーケティング手法などが総合的に評価され、なかでも参考事例となるような物件を優秀案件と選定する。
受賞理由として、民間による、世界でも類を見ないスケールの複合再開発事業として、オフィス、住宅、ホテル、商業施設をはじめ、美術館や学術機関など文化施設を計画の中心に捉えたまちづくりを行ない、世界各地における大規模複合開発の好参照事例として土地利用に関する基準を示したことなどが挙げられる。
なお、同社の受賞は「愛宕グリーンヒルズ」（東京都港区）に続き2度目。