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CSR経営、さらに「進化」へ/積水化学グループ

「これからも時代の要請に応える製品を通じ、社会に期待される企業をめざしていきたい」と語る伊豆氏

 積水化学工業(株)と積水化学グループは19日、CSRの取り組みについて記者説明会を開催した。

 積水化学グループでは、2005年度からCSRへの取り組みを本格化してきたが、2007年度以降は、さらに「進化」させ、社会から信頼、期待される企業をめざすことを明らかにした。
 2006年度には、中期経営ビジョン「GS21-Go!Frontier」においても、「CSRを実践し社会に貢献すること」を一つの大きな柱として強化した。
 CSR委員会の体制やCSR関連部署を再編し、環境貢献製品の伸長および環境パフォーマンスを改善。すべての事業プロセスにおける「事業、製品、サービスを通じた地球環境、社会への貢献」をテーマにした具体的な活動方針や目標数値も策定。中でも「セキスイエコバリューインデックス」は、2008年度の目標を前倒しで達成した。

 また、従来CSR部内のお客様相談室をはじめ、各カンパニーの支店や営業所に問い合わせ窓口を設置していたが、06年度からは各地の事業所でも顧客の声を収集する部署が発足し、その声を反映してサービスの向上や製品の開発に取り組んでいる。
 同社住宅カンパニーでは同社の住まいの住人の意見を聞く「CATミーティング」を実施。07年1月に発売された同社60周年記念商品「グランツーユーFiora」は、このような消費者の声を生かした製品として開発された。

 また、2007年1月には、女性活躍推進のため「きらめきライフ推進室」を発足。女性採用数の増加、活躍の場の拡大、より働きやすい職場をめざした環境整備・風土づくりなどをテーマに、具体的な方策の企画・推進にも取り組んでいる。

 同社専務取締役・CSR部長の伊豆喆次氏は「当社の創業以来、すべての活動そのものがCSRであり、当社のDNAともいえる存在。これからもCSRを実践し、社会から期待される企業であり続けたい」などと述べた。


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