(財)東日本不動産流通機構は20日、2007年4月~6月の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。
当期の首都圏中古マンション成約件数は6,963件(前年同期比▲7.5%)となり、9期ぶりに前年同期を下回った。都県・地域別にみると、東京都区部が2,389件(同▲10.5%)、多摩736件(同▲1.3%)、埼玉県950件(同▲8.1%)、千葉県1,015件(同▲3.8%)、神奈川県1,873件(同▲7.5%)と、すべてのエリアで前年を下回った。新規登録件数は、3万2,462件(同14.6%増)で、前年同期を大幅に上回った。
成約単価は、1平方メートル平均で37万8,600円(同10.1%上昇)で、15期連続で前年同期を上回り、2期連続で2ケタ上昇となった。都県別では、東京都50万9,300円(同12.2%上昇)、埼玉県23万5,800円(同3.5%上昇)、千葉県23万4,800円(同5.4%上昇)、神奈川県34万400 円(同11.6%上昇)。
成約物件価格は、2,411万円(前年同期比8.9%上昇)で、16期連続のプラス。成約物件の平均専有面積は、63.67平方メートル(同▲1.1%)と縮小傾向となっている。なお、成約物件の平均築年数は17.27年、新規登録物件は17.93年で、ともに築古物件にシフトしている。