阪急リート投資法人（HRI）は20日、2007年度5月期決算を発表した。
当期（2006年12月1日～2007年5月31日）運用状況の営業収益は32億1,100万円（前期比17.0％増）、営業利益は11億9,400万円（同17.1％増）、経常利益は10億3,900万円（同9.0％増）、当期純利益は10億3,700万円（同9.0％増）であった。1口当たり分配金は1万4,955円、分配金総額は10億3,700万円。
当期は商業用施設「NU chayamachi（ヌーちゃやまち）」（大阪市北区）を取得。また商業用施設「コーナン広島中野東店」（広島市安芸区）の敷地において未取得だった部分を追加取得した。この結果、当期現在における同投資法人の運用不動産のポートフォリオは8物件、資産総額792億4,200万円となった。
保有物件の運用に際してはオペレーショナル・マネジメントの最適化に注力。プロパティ・マネジメント会社との連携を密にし、テナントニーズを反映したきめ細かい管理を行なってテナント満足度を向上させ、販売促進活動を通じ、賃料単価および稼働率の維持・向上を図った結果、当期末現在のポートフォリオ全体の稼働率は98.9％となった。
次期は営業収益34億7,800万円、営業利益12億1,900万円、経常利益10億9,400万円、当期純利益10億9,300万円、1口当たり分配金1万2,800円を見込んでいる。