(株)トステム住宅研究所ブライトホームカンパニー(東京都江東区、プレジデント:条生秀人氏)は、同社が運営する情報サイト「おうち*くらぶ」で既婚女性のユニバーサルデザインに対する意識調査を実施し、結果を発表した。
同調査によると、調査対象の既婚女性81%が「言葉を知っている」と回答したのに対し、「言葉も考え方も知っている」との回答は50%にとどまった。また、「言葉も考え方も知っている」と回答した調査対象者を年代別に見ると、20代で45%、30代で57%、40代で56%、50代で73%と、年代が高くなるにつれユニバーサルデザインの理解度が高くなるという傾向が見受けられた。
「身のまわりにユニバーサルデザインを感じるものがあるか」という設問について、「感じるものがある」との回答は全体の36%と、理解度より低くなる傾向が確認できた。また、家族構成別に見ると、第一子の年齢が低いほど「感じるものがある」との回答の比率が高まる傾向にあり、第一子未就学児層では56%と高い結果となった。
また、「身の回りに感じるユニバーサルデザイン」は、大きく「住宅設計・設備」「生活用品」「公共施設・機関、乗り物等」「電化製品」の4つに分類することができた。
「今後、家を建てるとしたら、ユニバーサルデザインの思想に基づいた設計や設備を採用したいか」という設問では、「採用したい」という回答が全体の84%を占めた。そのうち、「価格が上がっても採用したい」という回答は13%にとどまり、71%が「それほど価格が上がらない範囲で、採用したい」と回答している。