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グローバルでのホテル売買取引総額、07年は約13兆円に/ジョーンズ ラング ラサール ホテルズ

 ジョーンズ ラング ラサール ホテルズは17日、2007年のグローバルでのホテル売買取引総額が昨年の725億米ドルを52%上回る、1,100億米ドル(約13兆円)に達するとの予測を発表した。

 ホテル売買取引額は、すでに07年1月から6月までの間に560億米ドルに到達。特に米国における売買取引は、非上場REITおよびプライベート・エクイティグループに牽引されて非常に活発であり、最近ではホテル不動産のみならず、ホテル・マネジメントやブランドも取得するケースが見受けられる。ただし、今後プライベート・エクイティの関心は、より価値を見出しやすい、欧州等の他地域での大規模ホテルビジネスの取得に向かうものと同社は分析している。

 また、同社では2007年のアジアパシフィック地域におけるホテル売買取引総額が約90億米ドル(約1兆円)と、大幅に増加すると予測。これは07年前半に、同社が売り主の売却支援アドバイザーを務めた、総額2,813億円にのぼる全日本空輸(株)の13ホテル物件ポートフォリオの売却案件を含めたものであり、過去最高であった06年実績の59億米ドルと比較しても飛躍的な増加となる。

 なお、投資家のホテル運営実績に対する楽観は引き続き強く、同社では、今後もホテル売買取引は増加すると予想している。


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