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シニア住宅「グランクレール美しが丘」、横浜市初の終身賃貸借事業認可取得/東急不

「グランクレール美しが丘」外観パース

 東急不動産(株)は24日、シニア住宅事業における新規施設として開発を進めている「グランクレール美しが丘」(横浜市青葉区、総戸数51戸)が、横浜市で初となる「終身賃貸借事業認可」を取得したと発表した。

 終身建物賃貸借制度とは、2001年「高齢者の居住の安定確保に関する法律」により制定された制度。高齢者単身・夫婦世帯等向けの賃貸住宅において、賃貸人の死亡をもって賃貸借契約が終了となる契約で、終身建物賃貸借事業を行なうには、都道府県知事による事業の認可が必要。
 入所者のメリットは、(1)終身住み続けることが可能、(2)家賃の前払いが可能、(3)更新料不要等、事業者側のメリットは、(1)借家権の相続がない、(2)空室リスクが少ない等といわれている。

 「グランクレール美しが丘」は、地上3階地下1階建て、敷地面積2,681.97平方メートル。緑豊かな環境が特徴の一つである東急田園都市線を代表する住宅地「美しが丘」に位置している。最寄り駅である東急田園都市線「たまプラーザ」駅には、東急百貨店や商店街など、日常生活に必要な施設が揃っており、利便性が高い地域となっている。

 入居者の健康チェックを行なう「健康管理室」、栄養管理されたメニューを提供するダイニングや、ゆったりとくつろげる大浴場など、充実した共用施設を配備し、施設内はすべてバリアフリーに対応している。
 入居対象は満60歳以上の健康な人で、入居者のライフスタイルに応じた多様なプランバリエーションを用意。

 同社では、2003年3月のシニア住宅事業開始以来、これまでに東急多摩田園都市エリアや、東京都杉並区で、住宅型有料老人ホーム・介護付き有料老人ホームを4ヵ所展開している。今後も東京・神奈川エリアにおいて、高齢者向け住宅事業の展開を予定としており、立地や建物の良さだけでなく利用システムや入居中のサービスなども注力、他施設との差別化を図っていくとしている。

 なお、販売に先駆け10月にモデルルームをオープンする予定。開業は12月10日を予定している。


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